ふくおかアイストホームページ 公益財団法人福岡県産業・科学技術振興財団

文字サイズ

色を変える

お問合せ ENGLISH

理事長挨拶

理事長挨拶

理事長 津田 純嗣

理事長 津田 純嗣

 

 当財団は、福岡県の産業構造の転換や地域経済の活性化を目的に、平成元年11月1日に県の出捐により設立されました。これまで、地場企業や大学等の産学官連携により、基礎研究から応用研究、実用化研究までを一貫して支援して参りました。また、産学官共同研究開発に加え、当財団は3つの分野においてプロジェクトを所管しております。

 

 半導体分野においては、国等の外部資金を活用しながら、両政令市とも連携して研究開発や人材育成、ベンチャー支援などを総合的に展開して参りました。これまで培ってきた半導体技術に、情報通信技術やロボット技術を組み合わせた半導体・デジタル産業技術の発展を支援し、新たな産業の創出や市場のニーズにマッチした製品開発を目指していきます。

 有機光エレクトロニクスの分野においては、ディスプレイや照明等に応用すべく、福岡市と連携して九州大学が有する脱レアメタルで発光効率が高く、低コストの有機EL発光材料をはじめ、誘導加熱技術を活用した高速・小型蒸着源や信頼性に優れたデバイス評価技術の企業への橋渡しや研究開発支援を行っているところです。

 ソフトウェア・デジタルコンテンツの分野においては、「Ruby・コンテンツ産業振興センター」を中核施設として、日本人が開発した世界一生産性の高いプ ログラミング言語 Rubyによるソフトウェア産業の育成と、ゲームをはじめとしたコンテンツ産業の育成を推進し、関連企業の集積促進を図っています。

 

 これまでの産学官の取組により、当財団には科学技術に関する多くの知見・技術・人材が蓄積しております。今後は、こうした蓄積を研究開発はもとより、実用化や海外市場開拓、人材育成などに展開し、地場産業の振興に貢献して参ります。